LA Dream’s blog

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初めての不動産投資で考えること。 投資としての収入と費用は?

不動産投資してみたいな、と思っても、何となく難しそう。とか、自分には向いてないかもしれないとかと思っている人多いかもしれませんね。

まずは、どんな投資だろうと理解していただければ、一歩すすめるかもしれません。

 

不動産といっても色々な種類の不動産があります。区分マンション、一棟建物。また、最近では、国内だけでなく海外の不動産に不動産に投資している人もいます。

ただ、投資として考える際にどのような収入があって、どんな費用があるのかは基本的には同じです。

 

収入

  1. 家賃

不動産収入としての柱は、家賃です。基本的には、不動産の大家とテナントが賃貸契約を結んだうえでテナントが部屋に住みます。契約に基づいた家賃が毎月収入になります。

日本では、一般的に2年間の賃貸契約を結び、2年毎に更新します。海外では、1年契約の場合もありますし、契約内容も違ったりします。

 

2.礼金

礼金は、新規の賃貸契約や契約を更新した際に支払われ、部屋の退去時にはテナントに返金しません。一般的には1か月の家賃金額が相場ですが、最近は礼金ゼロとしてテナントに魅力ある募集をしている場合もあります。家主としては礼金は収入となりますが、結局テナントを見つけてくる不動産管理会社へほとんど同額の手数料として支払いをしなくてはならないので、実際には、不動産の大家にはほとんど残らないのが現実です。ちなみに、この礼金アメリカ等の海外では礼金という慣習はありませんので日本独特の慣習なのかもしれません。

 

3. 敷金

家賃や礼金の他に、1か月分ぐらいの家賃と同じ金額の敷金が契約によって入金されます。敷金は、契約を終えてテナントが部屋をでる時に掃除など現状回復費用に充てられ、基本的にはその原状回復費用にかかった費用を差し引きテナントに返金します。この敷金は、最初に賃貸契約を結んだ時のみ支払われ、不動産大家としては、ただ預かっているお金ですので、収入ではありません。

 

費用

  1. 仲介手数料

テナントを探してきて物件の案内や契約手続きを行った会社に、仲介手数料を支払います。今の相場では、家賃の0.5か月~1か月分+消費税が目安です。法律での上限は「家賃の1か月分」と決められています。

また、賃貸の更新があった場合には、管理会社に契約更新料を支払います。月額賃料の半月分または、一か月分を払います。

 

2.管理手数料

物件を賃貸すると、入居から賃料の集金、入居者からのクレームの対応など、いろいろな業務が発生します。このような業務をご自分で対応する事もできますし、または、管理会社に業務を委託してまかせてします事もできます。その場合には、管理会社と契約を結び管理手数料を、毎月支払います。

管理手数料としての相場は月額家賃の5%程度が一般的ですが、基本的なサービスの内容によっても3%~7%と違ってきます。不動産の大家にとっては、日々の業務や突然の対応する事がなくなりますが、直接、入居者と接する機会がなくなるので、どのような問題がおきているのかわかりにくい時もあるので、管理会社ともコミュニケーションが大事になってきます。

 

3. 借入金金利

 不動産を全額現金で買える人は限られているかと思います。頭金をどのくらい入れるかによって借入金に対する金利が随分違ってくるかと思います。不動産購入の際に、頭金以外の残高を銀行などから借り入れてくる場合は、その後、借入金の元本の返済とともに金利をし払わなくてはなりません。購入金額をすべて現金で支払った場合は、もちろん借入金利は発生しません。

最近では、金利が安くなってますが、借主のクレジット状況、担保の提供状況や借入契約によって金利額は大きく左右されますので、ご注意ください。

 

4. 減価償却

不動産の減価償却はあくまでも会計税務上の計算であり、現金が出金することではありません。建物の価値が年数が経つにつれて劣化していくという事で、不動産購入価格から計算して経費として、会計上また税務上で計算します。

土地は、時とおもに劣化しないと考えられるので、原価償却はしません。

 

5.修理費用

 不動産をもっている以上は、やはり避けられないのが修理費用です。部屋に設置してあるクーラーが壊れたとか、トイレや台所のガスコンロが壊れてとか、細かい修理費用がかかります。

また、一棟ものの物件ですと建物全体の修繕工事など金額がかかります。

 

6.保険料

不動産にかける保険で、地震保険、火災保険、室内の物件保険などです。

 

以上が、不動産を運用していく上で定期的に入ってくる収入と費用ですので、その上で運用利益がどのくらいになるのか考える必要があります。また、最終的には売却時にはに発生する利益または損失なども考える必要があります。

運用収益と売却時の損失の合計が投資に対する利益になりますので、全体的な事を理解してから不動産投資をしていくと良いと思います。